施工管理に向いてる人ってどんな人?3つのタイプを紹介します!

目次

みなさんは「施工管理に向いている人」と聞いて、どんな人を思い浮かべますか?よく聞くのは「体育会系」「メンタルが強い」など、肉体的にも精神的にも強い人でないと務まらないという意見。

しかし、実は施工管理をやっている先輩の中にも、様々なタイプが活躍しています。


今回はどんな人が施工管理に向いているのか、3タイプに分けて紹介します。これから施工管理を目指そうか悩んでいる方はぜひ、自分が3つの内どのタイプに近そうか考え、目指す施工管理像の参考にして頂けると幸いです。



体力、コミュ力…施工管理に求められるとされること

施工管理=体育会系でないとダメ」という考え方はどこからやってくるのでしょうか。

施工管理は現場仕事なので、肉体的な強さは持っている必要があります。また、関わる人が多いことからコミュニケーション能力も必要です。この辺りのイメージが強く、「体育会系の人が向いている」と言われることが多いと予想します。



「体育会系」でないとダメ?

では、施工管理を行う人は、全員が体育会系でなくてはならないのでしょうか?


その答えはNOです。


施工管理の仕事で大事なのは、「いかに周りの信頼を獲得し、動かしていく事ができるか」というのが本質。元気でなくても、メンタルが人並み以上に強くなくても、きちんと周りの職人さんやお客さんからの信頼を獲得し、その信頼に応えることができれば施工管理は務まります。

また、施工管理の仕事は、実は細かい事務作業が多く、書類や図面の作成作業をこなすことの出来る、繊細さも重要な仕事です。



施工管理に向いてる人をタイプ別に紹介!

この項目では、3パターンの施工管理に向いている人物像を紹介し、タイプ別にどんなところが向いているか、解説していきます。

是非、「自分はどのタイプか?」と考えながらご覧になってみて下さい


【タイプ1.周りを巻き込みリードする 体育会系施工管理】

よく言われる「メンタルが強くて、体育会系で…」という、施工管理のイメージ像として一番想像しやすいタイプです。

イメージとしては、職人上がりで、がっちりとした体格の、「ザ・建設現場」という感じの雰囲気でしょうか。施工管理は人との交渉の場が多いので、メンタルの強さや、ベテラン職人さんなどに好かれやすい体育会系という要素は、施工管理をする上では、確かに強力な武器になるでしょう。


【こんな人が当てはまります!】
・人をひっぱっていく、リーダータイプの方
・少しのことでへこたれず、目標に向けて努力できる方
・飲み会やスポーツ大会など、ワイワイ盛り上がるイベントが好きな方


【このタイプは、ここが強み!】
・現場のエンジン!前に前に仕事を進めていく力
・予定の変更、調整作業…急な変更があってもタフに乗り切る力
・お昼の時間や作業車の中では周りとワイワイ談笑!仕事以外の場での関係性作りが上手


【こんなことは苦労するかもしれません】
・図面は、たった1本の線を間違うだけで現場が混乱。図面作成などの細かい作業には気を付けましょう
・現場写真は後々まとめようとすると、「これ、どこの場所だっけ?」と分からなくなることも。写真の管理は慎重に
・積算業務はミスの出来ない仕事。お金の管理は数字に細心の注意を払うことが必要です


【体育会系施工管理Aさん(32歳・施工管理歴6年)の体験談】

入った当初から周りには期待されていました。僕は工業高校卒。野球部上がりで声の大きい典型的な体育会系です。同期を見ていると、現場の職人さんにも、割とかわいがられる方だったと思います。

しかし、思うようにいかなかったのが現場仕事終わりのデスクワーク。その日の写真をまとめたり、明日使う図面を作らないといけないのですが、細かい作業が苦手なので苦労しました。一度、図面を間違えて現場に持っていき、上司にキツく怒られたこともあります。


でも、「絶対に一人前の施工管理になって、都心のランドマークになるようなデカい建物をたてたい」という夢に向かって頑張りました。細かい作業は何度も確認するようにして、上司や職人さんに分からないところをしつこいくらいに聞くようにしたところ、ミスも減っていったと思います。今では一通りの施工管理業務ができるようになりました。そろそろキャリアアップを目指して、大きな建物の新築に携わることの出来る会社に転職を考えています。



【タイプ2.いつのまにかみんながついていく、バランス型施工管理】

周囲と協力して物事に取り組むのが好きな方や、周りに自然と人が集まってくる方は、このタイプにあてはまる可能性があります。

施工管理として重要なのは、周りの人と円滑にコミュニケーションを取って、1つのモノを完成まで持っていく力。普段の人柄で周りからの信頼を集め、「○○さんのお願いならしょうがないなあ」と、いつの間にか周りが味方してくれるような人であれば、施工管理の仕事はピッタリでしょう。


「柔よく剛を制す」という言葉があるように、力強さが無くても、「この人になら任せても大丈夫」と思わせることができるのなら、施工管理の仕事は務まります。


【こんな人が当てはまります!】
・物腰は柔らかく、でも意見はしっかり通すことのできる方
・家族や友人、仕事仲間を大切にし、周りとの調和を大切にすることができる方
・周りから相談を受けたり、頼ってもらうことが多い方


【このタイプは、ここが強み!】
・現場もお客さんも、自分の会社も。たくさんの人を柔軟にまとめあげる調整力
・「この人の頼みなら…」と周りが味方をしてくれるような人柄力
・朝の挨拶、休憩時間の「お疲れ様です」…ちょっとした時間の声かけや気遣いが後々仕事を円滑に運ぶ


【こんなことは苦労するかもしれません】
・現場作業は技術が無ければ務まらない。知識や技術はコツコツと身に付けていきましょう
・安全管理のため、時には厳しい声掛けも仕事。常に仲良しではやっていけません


【バランス型施工管理Bさん(40歳・施工管理歴10年)の体験談】

前職では接客業をしていたんです。勤めていたお店が倒産して、こんな時代だから、次は安定した仕事がしたいと建設業を志望しました。未経験OKの工事会社に施工管理として入社して、早いもので10年です。

異業種からの挑戦。最初は当然何も分かりませんでした。朝は職人さんにコーヒーを差し入れするのが新人の仕事。その時に、現場について質問をするようにしていたところ、次第に職人さんたちに心を開いてもらえるようになったと思います。業種が違えど、人と人が関わり合って仕事をするのはどこも同じ。気持ち良く働けるように、毎日の挨拶はもちろん、喫煙所やお昼時に一緒になった職人さんとは、家族の話、趣味の釣りの話など、共通の話題を見つけて談笑していました

日頃の関係作りがあるので、忙しい職人さんも、私のことは気にかけてくれていたように思います。工期に間に合わせるため、時には無理なお願いをしなければならない時もありますが、「普通は出来ないんだけど、今回は○○くんが言うならしょうがないな」と対応してくれたのは嬉しかったです。

今では私もベテラン扱い。若手の指導をすることもありますが、「仕事相手としっかり関係をつくること」は大事なこととして教えています。



【タイプ3.コツコツ信頼を積み上げる 頭脳派施工管理】

現場のことや工事のことに人一倍関心を持ち、その知識と丁寧な仕事ぶりで周りからの信頼を獲得していくタイプです。

施工管理の仕事は現場の指示だけではありません。図面の作成、事務手続きなど、細かい作業をこなすことができるかどうかということも重要なポイントです。「○○さんに聞けばわかる」と、周囲の人が質問をしに来るような、「現場の頭脳」として一目置かれる存在になることができれば、自然と人はついてきます。

施工管理の仕事に限らず、「正確な情報を周りに共有できる力」というのは働く上で最も大切なことの1つ。誰より現場のことを熟知することができれば、より実践的な意味での、頼れる施工管理になることができます。


【こんな人が当てはまります!】
・工事のこと、建設現場のことに人一倍熱い情熱を持ち、日々知識を蓄えていく事のできる方
・細かい作業もおまかせ!写真や図面を丁寧に仕上げる、事務作業の得意な方
・配線ルート、現場スケジュールなど、覚えないといけないことをきちんと覚えられる、真面目で地道に努力を重ねていく事のできる方


【このタイプは、ここが強み!】
・細かい作業はお任せ!見積もりや図面作成を正確にこなす事務処理能力
・誰より現場を知っている!作業内容を頭に入れている、把握力
・現場への愛は人一倍。何より仕事を楽しみ、日々新しい知識を吸収して成長していく姿勢


【こんなことは苦労するかもしれません】
・現場とお客さん、そして自社の要望が違い、調整が必要になることがあります。意見を取りまとめる力もつけなくてはいけません
・職人さんや、お客さんとの付き合いで飲み会が連続することも。人づきあいは避けては通れません
・現場と事務所の往復。体力は必須です


【頭脳派施工管理Cさん(36歳・施工管理歴8年)の体験談】

もともと電気や機械が好きで、この道を志しました。当初は電気工事士になることも考えましたが、より幅広い業務に触れることができると考え、施工管理を志望。施工管理には国家資格もあるので、資格を手にし、手に職が付くことに魅力を感じたのがきっかけで資格取得支援を行っている今の会社に入社しました。

入社後は、現場のことから図面の作成・積算業務まで、覚えることがたくさんでしたが、自分が興味を持っていた分野なので覚えることは苦ではなかったです。

苦労したのは、やはり現場の職人さんの取りまとめです。自分のような新人の指示では、なかなかベテランの職人さんは動いてくれない。それに、自分はいわゆる「先輩にかわいがられるタイプ」というわけでもなかったので、事務的なやり取りを交わすのみになってしまうこともありました。そんな中でも、求められた仕事を丁寧にこなすことは欠かしませんでした。特に私が興味を持って取り組むことが出来たのが、図面作成の仕事。現場の図面は職人さんたちにとっては地図のようなもの。ミスなく正確に、当日に変更が発生すれば直した図面をすぐに作るようにしました。

そのうち、職人さんたちから「○○君、ここの配線はどうするんだっけ」と質問を受けることが出てきました。前日にしっかりと確認したところなので迷わず答えると、お礼を言ってもらえました。その瞬間のことは嬉しくて今でも覚えています。

1つ1つの業務に真剣に取り組めば、一緒に現場で働く職人さんにもその気持ちは伝わります。施工管理は実際に現場を作る仕事ではありませんが、作る人たちが動きやすいように、誰より現場のことを知ろうという気持ちが必要です。現場に愛情を持ち、自分の仕事に丁寧に取り組めば、自然と周りの人は協力してくれます。



施工管理にだって、様々なタイプがいてもいい。自分の得意分野で、周りが付いていきたいと思えるような施工管理に

3パターンの施工管理に向いている人をご紹介しました。皆さんそれぞれに得意なことがあり、苦労したこともあったようですね。

「建設現場だから、ガテン系でないと務まらない」「施工管理なんて、体育会系の人でもないと無理」というのはよく聞く意見ですが、実はそんなことはありません。自分の得意分野で、人からの信頼を集めることができるのであれば、施工管理は務まります。

ここで紹介した以外にも、「こんなことで周りの人をリードできる!」と思い浮かぶことがあれば、それがあなたの才能です。自分に自信を持つことが何よりも大切。自信のない人には周囲はついていきません。ぜひあなたの得意なことを極めて、現場をまとめる施工管理に成長していってください。



現場仕事。タフな体は、どんなタイプでも必須要件。

とはいえ現場仕事。「心身ともに健康で、体力がありタフに活躍できること」は、どんなタイプの方にも必須要件になります。

毎日の現場仕事をこなせる体力を付けた上で、各自得意な分野で、周りの人をひっぱっていく施工管理に成長していってほしいと願っています。



まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は施工管理に向いている人を3パターンの例を挙げてご紹介しました。この記事が、「自分は施工管理に向いているのかどうか」と悩んでいる方にとって少しでもヒントになれば幸いです。





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